今友人からの依頼でルアーを27個ほど仕込んでいます。
プラサフ吹き
研ぎ作業後
もう一度プラサフ吹いて下地の木目が見えないようにします。
このプラサフ後にルアー表面の小さな穴や溝などをパテで一個ずつチェックして埋めて研いでいきます。
友人の依頼で下地コーティングをセルロースドブつけで行ったのですが、その時の気泡などによる穴などが最後のところでも微妙に残っているのが原因かな。
ルアーの下地処理の後は塗装工程なのですが、今回は
テンプレートを作ってマスク塗装に挑戦しようかなと思ってます。
いつもはマスキングテープを貼って色の塗り分けを行っているのですが、今回依頼があるカラーリングで
コーチドックとホットタイガーという黒模様に特徴のあるカラーリングなのです。
これを一個一個マスキングテープを貼ってやるのは正直しんどいし、量産性悪い。
よって今まで敬遠していたテンプレートマスク塗装に挑戦です!
必要なのは、テンプレート(マスクするカバーの役目のもの)を整形する装置、
バキュームフォーマー(真空整形機)が必須になります。
あとテンプレートフィルム(プラ板)を熱する為のもの、自分は電気ストーブでなんとかなるでしょ?と思ってました。
まずは真空整形機を作成する。
材料はこちら
・真空整形するものに合うサイズのケース2個
・額縁(テンプレートフィルムを固定する為の枠)
・クリップ(テンプレートフィルムと枠を挟むもの)
・掃除機ノズル(自作真空整形機にとって大事、掃除機のノズルと接続する部分)
・φ5ミリのドリル刃(今回は吸引部分は自分で穴開けてやりました)
ぜーんぶ100均で揃います。
真空整形機は
箱と掃除機つなぐノズルを組み合わせて、天面に穴あき板を置けば完成である。
大事なのは
空気の漏れ、抜け目を塞ぐこと。
あと吸引面(穴あき面)と箱の中の体積は狭い方がより吸ってくれると思うので、できる限り高さを抑えた状態での箱状のものが欲しかった。
そこでひらめく。
重ねて収納出来るケースを2つ使って繋げれば狭い体積で隙間のない箱ができるのでは?と。
二つを重ねてただテープで貼って塞げば簡単に箱の完成。
ケースの片側をφ5ミリのドリルでひたすらに穴を開けまくる。できる限り均一等間隔であけていきます。
掃除機ノズルの部分も必要最低限の範囲をくり抜き、差し込んでグルーガンで固定(シリコーンシーラントの方がいいと思うけど、固まるの時間かかるので今回はグルーガンでやりました)させる。
土台の吸引部分の完成
穴あけに時間かかった。
天面ガバッと取り除いてパンチングメタルはめた方が賢かったかな?
掃除機装着して吸引力を確認。
掃除機つけるとかなり音が大きくてうるさすぎる!
一応は吸ってはくれているが、中央部分のみ強くて外周隅はそこまで吸引が強く無いなぁ…(~_~;)
フィルムを熱して試してみる。
電気ストーブの前にフィルムをかざして温める。
フィルムがかなりテロテロになるまで温めないといけないようだけど。
頃合いを見てバキュームしてみたが…、
上手くいかねーーー!
色々と原因があると思われる。
・フィルムの加熱が足りない
・吸引する口の大きさが小さい
・フィルムの材質・厚みが合ってない
などなど課題山積み…、無事に塗装出来るところまでいけるのだろうか…。
バキュームフォーマーの挑戦は続く